■オーストラリアのゴルフ

私は7年前からオージーゴルフに注目、5年前からトップランクコーチのオジー・モア氏に師事し、年々進化するゴルフ理論と指導メソッドに驚く。この数年、アメリカ、ヨーロッパツアーでオーストラリア選手の優勝が目立っている。2004年のアメリカPGAレギュラーツアーでは7人の優勝者、2005年は6人。2006年は5月中旬現在4人で、5勝。出場資格者は25人にのぼるほどになった。人口がアメリカの14分の1しかない2000万人、指導方法によるところ大と思う。

また6月には全米オープンチャンピォンにジェフ・オギルビーがなった。
オーストラリアのゴルフ雑誌ではAustralian Golfと自負しているのか、現地のコーチによるゴルフレッスン記事が殆どを占めている。日本ではJapanese Golfとしての記事が見られないのが残念である。日豪のゴルフ理論の進化振りを見るにはプロよりも若い学生アマチュアの力で対比すべきであろう。なぜなら彼らは間違いなく最新のゴルフ理論を取り入れているはずであるから。
2005年22回ノムラカップアジア太平洋アマチュアゴルフチーム選手権がチーム4人の中、上位3人の合計で、4日にわたり成田GCで行われた。全員大学生4人の日本チーム合計が2アンダー、トップはオーストラリア50アンダー、二位ニュージーランド33アンダー、三位韓国28アンダーであった。選手の調子、国のゴルフ環境、体力の違いなどもあるが、芝になれた日本を舞台としていることからいって、あまりに差があり過ぎる。しかも体格が似た韓国選手にも大きく引き離された。

また、2006年の男子日本アマゴルフチャンピオンが2005年と同じ韓国選手であり、決勝戦が同国選手同士であったことにも考えさせられます。

この若手選手達がいずれは日本のゴルフ界を背負っていくのです。

この違いは本人たちの問題だけでなく、国のゴルフ理論の質(ボールコンタクトの質)と指導方法の差といっても過言ではないと思う。

■コンパクトなトップスイングと、
 オンプレーン

オージーゴルフの特徴は右肘を基点にしたテークバックからダウンスイング、左腰を開かず右サイドからダウンスイング、腰と肩はレベルにターン、左足にほとんどの体重が乗ったI字型フィニッシュなどで、進化してもこの基本は変わっていない。腰に負担がかからないゴルフスイング理論である。最近、タイガー・ウッズを含め、世界の一流選手がコンパクトなトップスイングに変わりつつあるのもその影響かもしれない。
ダウンスイングからフォロースルーにかけてできるだけ長くオンプレーンにクラブを乗せるためには腰がレベルにターンする必要がる。そのためには右肘をうまく使ってコンパクトなトップが必須だと思う。日本ではまだ肩をあごの下に入れるぐらい大きく回したトップ、左腰を開いてのダウンスイングからフォロースルーがまだ多く見られるが、それではレベルターンは難しい。したがって、オンプレーン打法とはいえず、インパクトゾーンではフェースローテーションが避けられない。
2001年ぐらいから比べると、日本人プロは腕を返さないように努力するようになったが、その違いをオジー・モアと比べていただきたい。唯、片山選手だけは右肘をうまく使ったコンパクトなトップに昨年は変えて、すばらしいレベルスイングになっていると思う。オジー理論の習得には2001年の留学からスタート、毎年その進化ぶりに接するのが楽しみである。2003年に発表したtondemagaranai.comと比べていただきたい。  
私自身毎年進化した理論を実践した上で、指導をしているが、シンプル化が進んでいることにより教えやすくなっている実感がしている。特に、2005年よりアームスイングとボディスイングに二分されたおかげで、生徒の肉体的特長などを考え、本人の意向も伺いながらどちらかに決めて取り組みだして1年ですが、成果がより早く出るようになったと思っている。

オーストラリアのゴルフ
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